うめりのBLOG

ヨガ、アロマ、簿記が趣味のミニマリスト雑記ブログ

ヨガインストラクターのオーディションに落ちたときの話。

私は、ヨガインストラクターオーディションに落ちたことがあります。

落ちた理由は、練習不足。

  • インストラクションの練習不足。というか、一切していなかった。
  • 自分のアサナ練習すら不足していた。ポーズがいまいちで説得力がない。

 

ヨガインストラクターオーディションを受けるなら、

とにかく日頃からよく練習しておくこと

これにつきます。

 

インプットのあとは惜しみなくアウトプットを。

RYT200のトレーニング中から、

家族、友人にレッスン練習に付き合ってもらえそうならそうした方がいいです。

私は何でも完璧にできるようになってからシェアしたい欲に加えて、

おしりに火がつかないとなかなか動かない性分ゆえ、

対人でのヨガインストラクション練習をまったくしていませんでした。

それは、受からないですよね。

完璧にできるようになるはずもありません。

誰にでもわかりやすく説明できるように練習しておくことだと思います。

 

私の応募活動詳細は以下のとおりです。

長いので、ご興味がおありのお方のみお付き合いください。

 

RYT200の資格を取ったというのに、ぐずぐずしていて3年が経過。

このままでは高いお金を払って資格を取った意味がなくなる。

あんたそれでいいの?死ぬとき後悔しないの?

エヴァのアスカがシンジに怒るみたいなかんじで、

もう一人の自分がふにゃふにゃの自分を焚きつけました。

ヨガインストラクターの求人をIndeedで探して、

2019年、私は合計3回、応募しました。いずれも常温ヨガのスタジオです。

 

1回目は、メールのやりとりだけで撃沈。

少人数制を謳う完全歩合制のスタジオでした。

「未経験でも、やる気があれば」とあり、私にも可能性がありそうと応募しました。

スタジオから、

「資格を取ってから指導せず3年経過しているとありますが、

その間ヨガとどう向き合われていましたか?」

と返信をいただきました。

私はヨガの練習は続けていましたが、研鑽を積んだとは言えない。

何もアピールできない。肩を落として、すごすご応募を取り下げました。

 

2回目は、実技がイケてなさすぎてご縁なし。

ヨガクラスも行っているサーキットトレーニングスタジオの求人を見つけました。

レッスン内容は本部が決めたものを行うとのことで、

指導経験がない私でも、シークエンス作りが苦手な私でも、

決められたことを守ることならできるし、

だんだん慣れていけば、

RYT200で教わったことが使えるようになるだろうと思い応募しました。

履歴書を持って、梅田のスタジオへ面接を受けに行きました。

面接の数日後、実技試験を受けに来てくださいと連絡があり、

今度は難波のスタジオへ向かいました。

実技はそのとき指定された内容を行う形式と事前にうかがっていました。

店長さんらしきお方がスタジオの一角に私を通してくださり、

10分間、太陽礼拝を指導するよう言われました。

実技が終わり、ありがとうございましたとスタジオを後にしたその帰り道、

落ちたなと思いました。

太陽礼拝ならインストラクションできると思っていたのに、

うまく言葉が出てこない。

2回3回と続くのに、なんのヴァリエイションもなく単調。

当然、スタジオからの連絡はありませんでした。

 

3回目は、また実技がイケてなかったけれど、拾ってもらえた。

1回目と同じコンセプトのスタジオで、少人数制の完全歩合制でした。

「ヨガ初心者向けのごくごく簡単なレッスンでよい。指導未経験可」とあり、

こちらを受けて通らなかったら諦めようと思いながら応募。

すぐに連絡をくださり、また履歴書を持って面接に行きました。

今度は面接のすぐあとに実技試験が待っていました。

15分の模擬レッスン、内容は自由でと言われました。

安楽座で体側伸ばし→CAT&COW→チャイルドポーズ

→太陽礼拝A→英雄のポーズⅡ→体側を伸ばすポーズ

→杖のポーズ→膝に頭をつけるポーズ→シンプルツイスト→シャヴァーサナ

こんなかんじのことをしたと思います。

ティンシャを持っていなかったので、

最後に「これで終わります。ありがとうございました。」と言いました。

面接官は、言いました。

「うーん、声質がとてもいいから、もっと練習すればいいヨガの先生になるはずなのに、もったいないね。

練習不足ね。右左何回も間違えるし、お客様からクレームが来るレベルかなと…。

でも、声がいいのよね。

あと、15分超えてたよね。

他の応募者の面接がまだあるから、少し考えて、連絡します。お疲れ様でした。」

ああまただめだった。

そう思いつつスタジオを出ると、

次の面接を受けに来られたお方が私と入れ替わりでスタジオに入って行きました。

自分の練習不足を呪いながら1週間程過ごしました。

連絡などあるはずがないと思っていたのですが、

スタジオから連絡がありました。

「すぐにレッスンに入ってもらえるレベルではないけれど、

一緒に仕事をしたいと思った。

とにかく練習不足なので、

模擬レッスンをあと3回程度見せてもらってから契約したい。」

とのオファーでした。

私はちゃんとやらなあかん、と本気になりました。

 

会社の昼休みには30分のシークエンスを考えたり、

ヨガ解剖学的にどうなんだろう?と調べたりして、

自宅でひとりになれるときにはインストラクション練習を行いました。

お風呂に入っている間もぶつぶつ太陽礼拝の誘導などをつぶやきました。

iPhoneのボイスメモで録音をして、

動きがわかりづらいところがないかチェックをして、

言い換えが必要なところは修正してゆきました。

 

追加の模擬レッスンは2回目から評価されるようになりました。

無事3回目で合格をいただきました。

このとき、とても楽しいレッスンだった、

初心者には少し難しいところがあったと思うから、

もっと簡単なレッスンでもいいと言ってもらえて、

練習すれば自分にもできるんだと実感しました。

 

スタジオでヨガレッスンを始めてからは、

自分のアサナ練習を多くするようになりました。

練習するから、

RYT200のトレーニングで言われていたアサナのポイントに気づけるようになりました。

こういうことかと体感できたから、

レッスンでお伝えしようとする、それを繰り返しました。

 

RYT200のトレーニング中から落ちこぼれだった私ですが、

本日、生徒さんから、

「先生のヨガを受けたくて、

基本的に土曜日は仕事が休めないんですが、休んで受けに来ました。

次はどちらのスタジオで教えるんですか?」と声をかけていただきました。

ヨガインストラクターを続ける予定はないとお伝えすると、

もったいない!と言われました。

私も、ちゃんと成長できていたみたいです。

来週が最後のレッスン。

拾っていただいたスタジオを去るのは心苦しいですが、

始まりがあれば終わりがあるものです。

 

以上、デビューできるのか不安だなと思っていらっしゃる

ヨガインストラクターのたまごさんたちに届けばいいな。

何かのお役に立てれば幸いです。

Om Shantih Shantih Shantih