RYT200取得後、はじめての自主開催ヨガレッスンで、お金をいただいてよいものか、悩まれる人も多いのではないでしょうか?
私は、指導経験が0であっても、自信を持ってお金をいただいていい!と今は声を大にして言いたいです。
今回はそう思うに至った、私の体験を書きます。
無料開催だったのに、お金が貰えた。無料開催がかえってみんなに気を遣わせていた。
ヨガ講師資格、全米ヨガアライアンスRYT200は200時間のトレーニング。
1ヶ月程度集中型のRYT200のトレーニングを受け、なんとか試験をパスし、修了証をいただく。それだけでは指導経験0。それに、200時間を終えても、まだまだ知らないことだらけ。とてもではないけれど、ヨガインストラクターですと名乗れない。
なんの実績もないのにお金をいただくわけにはいかない。
資格を取っても、そんな、「ない。ない。」ばかり思う日々でした。
私はコールセンター勤務で、長年、コミュニケーター育成に携わっていました。
事務ミスが起こるとコミュニケーター向けに注意喚起メールを送る担当をしていたことがありました。
事務ミス事例の詳細、なぜミスが起こったか、本来どうするべきだったか、どうすればミスは防げたか、要するに何が言いたいか、そんなことを書くのですが、それは誰にでも書けること。
私だから添えられることはないかと、ヨガ哲学や自律神経のことなども書いて送り、私はヨガの人と同僚に広く認知されました。
私がヨガ講師の資格を取ると、同僚からヨガをしてみたいと反応をいただきました。
ヨガスタジオでレッスンを始めて5か月目に、同僚向けの自主開催に踏み切りました。
無料開催で告知をし、9名の予約をいただきました。
はじめての自主開催。れっきとしたヨガスタジオを2時間レンタル。
レンタルスタジオ代は私が指導経験を積む勉強代、必要経費と捉えていました。
どきどきの自主開催初回レッスンの最後に、みんなから、「ありがとう」と言う言葉と、これはみんなからとプレゼントをいただきました。
帰って包みを開けてみると、「パンがなければこれで買えばいいじゃない」と書かれたおもしろいぽち袋が、ティーバッグに紛れるように入っていました。
お金が入っていたのです。
驚きました。
次の日、みんなにお礼を申し上げると返ってきた言葉は、
「もっと必要なら、言ってください。」
「無料開催だと、また開催してくださいとお願いしづらいので、無料だと困ります。」
えっ、そうなの?私はカーン!と頭を打たれたような気がしました。
指導経験がないからお金を貰ってはいけない、
同僚という仲間相手にお金を貰うわけにはいかない、
それはどうも、私の勝手な思い込みだったのです。
プロ意識が欠如していたと思います。
喜んでもらえるように準備をしっかりして、
プロとしてその対価をしっかりいただく。
その方がはるかに礼儀正しいことだと、今はわかります。
まとめ。
これから資格を取って、指導経験0で自主開催される場合でも、
適正な価格設定で告知されることをおすすめいたします!
適正な価格設定は、レンタルスタジオ代と1レッスンの講師料金を参加者数で割ればよいと思います。
また、私は収益が発生しないように気をつけていて、お一人様500円で2回目より開催していましたが、ワンコインレッスンはおすすめしません。
自分の経験値が上がっても、既存のクラスを途中で値上げすることは難しいですし、私のレベルでも、参加者から「安すぎる。少なくとも千円は取っていい。」と言われたことがあるからです。
クラスに参加される方たちのニーズに合わせて、しっかり準備ができれば、自信をもって、対価をいただくことができます。
ヨガインストラクターに向いている人というのは、それができる人(自分のレッスンに責任を持てる人)だと思います。